私は21歳以上です。



 夕陽に染まる 〜女子大剣道部逆レイプ始末記〜
     その1

                                  作:放射朗
                                 
 懺悔のつもりで書きます。私の名前は沢渡亮子。
 某女子大の剣道部に所属しています。
 女子大の剣道部なんていったら、お嬢様みたいな娘たちがキャー
キャー言いながら、遊び半分合コン目当て半分で、適当にやってる
んだと思われる方が多いでしょうが、うちの大学の剣道部はちょっと
違っていて、かなりの硬派でした。
 練習もきつかったし、先輩には絶対服従の軍隊みたいな規律の厳
しいクラブでした。
 そのせいかどうか男っぽい性格の部員が多く、性欲もみんな強かった
みたいです。
 性欲の発散は、個人的なレベルで解消している子もいましたが、
なんと言っても月に一回くらいやる通称逆レイプでみんな発散し
ていました。
 逆レイプというのは、想像するもたやすいと思いますが、適当な
男の子をナンパして連れてきて、集団で無理やりセックスさせてし
まうことです。
 男の子も最初は大喜びですが、1度や2度の射精で終わらせても
らえないとわかってくると、不安になってきます。
 
 もう無理だよというのを大勢で押さえつけて、口を使ったり、手
を使ったり、あらゆる方法で勃起させ、セックスを強要するのです。
 最初は威勢のよかった子も6回くらいで顔がゆがんで泣きが入り、
10回を越えるとどんな子も本当に泣き出して許しを請うようにな
りました。
 そこまで散々男の子をいたぶって、私達はストレス解消をしてい
たのです。
 私も最初にこのクラブの実態を知らされたときはクラブを止める
決心をしたけど、先輩たちのリンチが怖かったし、あと少し我慢す
れば下級生が入ってきて楽になるからなどと言われてずるずるとや
めるタイミングを逃してしまったのです。
 ここまでが簡単な背景で、ここからが本題というところです。

 私には隆志という4歳違いの弟が一人います。
 私が大学の2回生のころ、弟は高校に入ったばかりのまだ童顔の結
構な美少年でした。
 性格も素直で屈託がない弟を私はずいぶんかわいがっていたと思い
ます。
 もちろん普通の意味でです。
 あまり喧嘩もしたことがなかった私たちですが、ある日ちょっとし
たいざこざがありました。
 実は私たちのクラブではちょっとした決まりがあります。
 それは対外試合のとき負けた子はあそこの毛 (つまり陰毛) を剃って
いかないといけない、というものでした。
 負け試合の次の日、部員全員の前で、きれいに剃毛した下半身をさら
さないといけません。
 その屈辱をばねに練習に励むということでしょうが、いくら練習
しても強い人はいくらでもいるわけですから、どの子も2〜3ヶ月
に一度は剃毛する羽目になっていました。

 その規則は2回生までで、3回生以上は免除だったから、結局は
上級生の暇つぶし、サディスティックな欲求解消に利用していただ
けなんでしょう。
 私はその日対外試合で負けて、風呂場で泣く泣く結構濃い目の陰
毛をお父さんの髭剃りでそり落としました。
 自分でよく見えない部分ですから後ろの方を剃るときは冷や汗もの
でした。肛門の周りの毛も一本残らず剃り落とすのにゆうに30分は
かかってしまいました。

 「 姉ちゃんまだはいってんの?いいかげんあがってよ」
 そのとき弟がいきなり引き戸を開けて顔を突き出しました。
 私達はさっきも書いたように仲の良い姉弟で、小学生のころから
一緒にお風呂に入ってたくらいです。
 もうそろそろ弟も思春期だからやめなきゃねと思っていても、つい
いたずら心でお互いの裸を覗き合ったりしていました。
 だからそのときも、弟は何の気なしに引き戸を開けて見たんだと思
います。
 そしたらいつも見慣れている姉のあそこはつんつるてんになっていた。

 「 なにそれ、毛を剃ったんだ、つるつるでいやらしい 」
 弟は吹き出すのをこらえて私のあそこを指差しました。
 「 ちょっと、じろじろ見ないでよいやらしいのはそっちでしょ、お
母さんに言ったら許さないからね。」
 このことが、もし両親に知れたらいろいろ聞き出されて、絶対クラ
ブを止めさせられます。
 でも簡単に止めさせてくれるようなクラブじゃありません。
 いくらクラブの内情は言ってないと言っても、よってたかって
リンチに合うのは目に見えています。
 二ヶ月前に退部届を出した裕子のことを一瞬思い出しました。
 彼女に与えられたリンチは悲惨なもので、男でもここまでしない
だろうというくらいのものでした。 
 最後は裸で四つんばいにされて特大のバイブをお尻の穴に突き入れ
られていました。
 彼女の太腿に流れた真っ赤な鮮血が、今でも目に焼き付いています。
 そんな悲惨な目に合いたくないばっかりに、つい弟に対してきつい
言い方をしてしまったんです。

 「 何だよ、許さないってどうすんのさ。」
 いつになくきつい姉に反発して隆志が言い返してきました。
 「 あんたのここもつるつるにしてやるから。もっともそうしても
今とあんまり変わらないけどね。」 
 言ってしまった後で、しまったと後悔しました。 弟は体型は普
通に発育しているけど、まだあそこはうっすらと生えてる程度で、
自分でも気にしているのを知っていたからです。
 案の定弟は顔を真っ赤にすると、
 「 そうかよ!そん時もお父さんの髭剃り使うわけね。」 
 そう言って隆志は引き戸を閉めて去っていきました。
 お父さん!と隆志の叫ぶ声がして、私はこれで終わったと確信し
ました。
 最後に冷水を浴びて気持ちを落ち着けて、覚悟を決めてお風呂か
ら上がりました。
 父に呼ばれることを覚悟していたけど、髪をふきながら目の前を
通る私に父はなにも言いませんでした。
 母も特に変わったところはありません。
 「 切り札は最後に取っておくもんだからね。」
 ドライヤーで髪を乾かしていたら隆志が部屋に入ってきて言いま
した。
 隆志は両親には言いつけていなかったんです。今のところ、、。
 私はドライヤーを落としそうになるくらい力が抜けました。
 「 最後ってどういうこと、変なこというわね、脅すつもり? 」
 「 脅すなんて人聞きの悪いこと言うなって。姉さんより俺の方
が少しだけ立場が上になったってことじゃない。」
 弟はなんだかうきうきして言いました。
 さっき私にひどいこと言われたことはもう気にしてないのかしら、、。
 それともどうやって仕返ししようか考えて楽しんでいるのか、
どっちなのかそのとき私にはわかりませんでした。


 それから数日後の事でした。
 剣道部の部室で着替えていると、奥のほうで3回生の先輩が数人
で話している声が聞こえてきました。
 「 伝説の雅美先輩の話、知ってる?実はあたし今まで聞いたこと
なかったんだけど、こないだ兄貴の友達からうわさを聞いたんだよ。」
 3回生の浜口先輩の声でした。
 「 かすかに聞いたことあるけど、確か10年くらい前の部長だよ
ね。」
 別の先輩の声が答えました。
 「 かすかにって、どんな話? 」
 浜口先輩が聞き返します。
 「 かなりきつい先輩で、逆レイプの行事始めたのも雅美先輩が
最初だったとか言うんだけど、、。」
 「 まあそんなことはみんな知ってることだよね。年に二回の合宿
のときに男の子ナンパしてきてみんなで一滴残らず絞り取ってしま
うというのはね、、。」
 思わせぶりに浜口先輩は口を閉じました。
 「 なによ、それ以上すごいことしたの、雅美先輩。」
 ほかの先輩達が、ぐっと浜口先輩の話に興味を示し出しました。
 私もつい聞き耳を立ててしまいました。
 「 最初の被害者、つまり逆レイプのね、その男、実はうちのクラブ
の部員を強姦したんだって、それもかなりの常習者で、ほかのところ
ではその男にやられた女が自殺騒ぎまで起こしたって言うのよ。
でもその男、有力者の息子とかで、全部示談で済ましてたんだって。」
 「 それで雅美先輩が頭に来て仕返ししてやったってこと?正義の
味方じゃん 」
 「 ただの逆レイプじゃなくて、その男、最後は去勢までされたって
話よ。そこまでやるかあ、って感じよね。」 
 どうやら浜口先輩はそれが言いたかったようでした。
 
 「 嘘だあ。そこまでやったら傷害罪で警察沙汰になるわよ。」 
 「 それに去勢って玉抜きすることでしょ、どうやってやるのよ道具
だってないし、、。」 
 「 きちんと去勢手術するなんてできるわけないじゃない。竹刀
で叩き潰したって話。おっそろしいわよね。そいつ今ごろ新宿二
丁目でオカマやってんのかしら、あはは、、。」

 「 そう言えば最近逆レイプやってないよね。今度は1回生に捕ま
えさせようか。あ、佐渡、ちょっとおいで。」
 話していた先輩が私に気づき、私は呼ばれました。
 「そろそろまたストレス解消したいんだけど、次の獲物は1回生
に捕まえさせようと思うのよ。あなたの担当の翔子と百合子に捕ま
えてくるように言いなさい。 今回は年下の美少年系ね。みんなも
それで良いよね。」
 後の方はそこにいた3回生に向かって、浜口先輩が言いました。
 「賛成。若い子をいたぶるのってすごく感じるもんね。」
 「私は好き者のサラリーマンを泣かせるのが面白いけど、今回は
それで良いわよ。」 
 結局私はいやな役を言い付かりました。
 1回生に見つけて来いと言っても、まだなれてない子がすんなり
見つけることができるとも思えません。
 失敗すると私の責任になるのですから。
 

 その日のクラブが終わって、翔子と百合子を呼び出しました。
 そして先輩から言われたいやな役を果たしました。
 二人ともすっかり怖気づいてしり込みするだろうと思っていまし
たが、意外な答えが返ってきました。
 「私、美少年系なら一人心当たりがあります。弟の友達なんです
けど、一度家に遊びに来たんです。」
 百合子が言いました。
 「へえ、どんな感じの子。」
 翔子が横から聞きました。
 「今流行の藤原竜也にちょっと似た感じだけど、私はあの子のほ
うがかわいいと思うね。」
 私はちょっといやな予感がしました。
 私の弟がちょうどそんな感じだからです。
 「その子、山王高校の剣道部なんですよ。私がここの剣道部だって
言ったら、一度練習を見たいなんて言っていたから。連れてくるのも
簡単だと思います。」
 山王高校の剣道部と聞いて、私はその子が弟だと確信しました。
 でも、だったら、私のことはなぜ黙っていたのかしら、、。
 
 私はここで別の子を探すようにいうべきだったのです。
 弟をこんな女達の性欲の毒牙にかけるなんて、絶対に阻むべきだった
んです。
 でも、私は先日からの弟とのいざこざでちょっと意地悪な気分に
なっていました。
 弟の泣き叫んでる顔がちょっと見てみたいなんて思いました。
 ひどい姉ですね。
 私は一呼吸おいて、言いました。
 「あなた達に任せるわ。3日後の日曜日ね。」
 私は弟がすんなり毒牙にかかりそうになっても、言い聞かせてや
めさせる自信はありました。
 言い訳になるかもしれないけど、だからあえて百合子たちの計画
をやめさせることをしなかったんです。
 二日後の夜。
 私は弟の部屋に行きました。
 「何。こんな時間にどうしたの。」
 ノックすると弟がドアを開けて言いました。もう11時をだいぶ
回っているんだから無理もありません。
 「ひょっとして、明日私の大学の剣道部に見学に来る、なんてな
いよね。」
 やんわり私は切り出しました。
 「なんで知ってるの。びっくりさせようと思ったのに。友達の姉
さんから誘われたんだ。男子とも手合わせしてみたいけど、大学生
ではレベルが違いすぎるから俺と練習試合してみたいって。」
 やはり百合子の言っていたのは弟の隆志のことだったのです。
 「だめよ。来ちゃだめ。」
 私はちょっと強く言いすぎたのかもしれません。
 「何でだめなのさ。姉ちゃんには関係ないだろ。」
 隆志はやっぱり反抗的になってしまいました。

 なんだか私はいつも同じ失敗をしてるみたいです。
 少し情けなくなってしまいました。
 「だから、怪我するかもしれないし。女だと言っても大学生はき
つい打ちこみするんだから。」
 逆効果とわかっていても、こんなことしか言えなかったんです。 
「冗談じゃないや、せいぜい3年くらいしか違わないのに女に負け
るもんか。せっかく見学させてくれるって言うのに、邪魔しないで
よね。あの事言いつけるからね。」
 隆志は切り札を切ってきました。
 「でも、もちろんその友達も来るのよね。」
 私はできるだけ柔らかい物言いをするよう気をつけて言いました。
 「まあね。勇介も来るよ。それなら安心?」
 私はちょっと胸をなでおろしました。
 今まで何人もの男を逆レイプの餌食にしてきたけど、同時に二人
に対してすることは無かったからです。
 ひょっとしたら、百合子の誘い方が下手で、うまく行かなかった
のかもしれません。 
 もし失敗したとしたら、私の責任になるわけですが、それならそれ
でもいいと思いました。
 

 次の日の練習が始まる前に、増田先輩がみんなの前で言いました。
 「今日はかわいいゲストを二人呼んでます。みんなの励みになる
かもしれないし、自信無くすかもしれないけど、小松勇介君と、沢渡
隆志君です。」
 増田先輩に紹介されて、道場に二人の少年が入ってきました。
 面以外の防具をきちんと着た二人の少年はとてもりりしく、すぐ
に周りから歓声が上がりました。
 「かわいい。君達いくつ?」
 後ろの方からそんな声が聞こえました。
 「二人とも山王高校の1年生です。小松君は百合子の弟。沢渡君
は亮子の弟さんです。今日は剣道の稽古に来たんだからあまり変な
こと教えないようにね。」
 増田先輩が代わりに答えました。
 どうやら増田先輩は全部わかっているようです。
 弟を逆レイプされるんじゃないかとひやひやしていましたが、何
とか無事に済みそうです。
 素振りや簡単な稽古をみんなでした後、いよいよ練習試合をする
ことになりました。
 

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