私は21歳以上です。



      確定申告のススメ 

                        作:テンちゃん  
     
  源泉徴収書、、、、、、僕は21にもなって今だにコレの
意味することが解らない。控除とか難しい単語がズラリと
並ぶ。
 
 「持ってけばオマエの場合カネになんだよ、、、行って
みな、、」

 高収入になる、と先輩が経営するあやしいホストクラブ
のバイトをして一年。営業中では絶対見せない疲れた顔で
見たこともない紙きれを無造作に渡された。

 「そいつを税務署ってとこに持ってって、チョチョッと
書いてくりゃ飲み代ぐらいにはなるぜ、、」

 その先を説明する気はないらしい。二人連れのヒゲをは
やしたゴツイ兄さんにクルッとキビスを返すと、ペコペコ
と頭を下げ途中になった会話を続けだした。
 どうやらこの店も相当ヤバイみたいだ。
 
 税務署のなか。僕みたいにチャラチャラした人間はどこ
にも見当たらず、そのぶん余計浮き立って見える。
 数分後、プラスチック製の壁で小分けされた部屋に呼ば
れ中に入る。

 「次の方、、、今日はどうされました?、、、、、」

 メガネをかけてて知性的なお姉さんが、書類に目をやり
ながら聞いてくる。

 「え、え〜と、、、カクテイシンコクって、、、きたん
ですけど、、」

 もとから女性とはうまく喋れない。ルックスいいよオマ
エ、、と言われ行ったホスト。やっぱり僕には向いてない
らしい。
 
 「なに?、、いろいろ持ってきてるのネ、、国民健康保
険証?、、こんなの要らないのよ、、で、、、印鑑と通帳
は?、、、持ってきてないの?、、じゃ、、どうやってす
るのかナ?、申告、、」

 「え、?、、、あ、、ハイ、、そ、そうですね、、、」

 「?、、女の税理士だからってバカにしてない?、、、
そうですね?、、なにそれ?、、ガメつい経営者相手にし
ててイライラしてんだけどナァ、、、」

 顔を見たとたん僕を年下だと悟ったらしい。紺のスカー
トから覗く脚を組みかえメガネのフレームを動かす。
 その目を見てると奥に吸い込まれそうでやり場に困る。

 「ま、いいわ、、、で、、仕事は?、、ホストクラブ?
、、どうりでカワイイ顔してるものね、、、でも、21にも
なって確定申告もできないようじゃダメねぇ、、、ハズか
しくないの?、、ね、なにソワソワしてんの?、、ちゃん
とコッチ見なさい、、、」

 ただの薄い壁で出来た簡易小部屋。となりからも話し声
が聞こえてくる。
 カネになるぜ、、、社長はたしかにそう言った。なのに
小部屋の中で叱られているように責められ続けオドオドす
る僕。

 「そしたら、、、はい、、この用紙に総所得と、、キミ
保険とか入ってる?、、どうせ入ってないわよね、、」

 席を立ったメガネ美人の税理士は、家庭教師みたいに僕
の脇に立つ。
 スーツから出た大きめのえり、深くカットが入った白い
ブラウスの中央には銀のネックレスがかけてある。
 鎖骨の中心がヒドク女性らしく、白い肌が適度に露出さ
れていた。

 「ね、、はなし聞いてるの?、、こんなとこばっか見て
、、ダメねぇ、、社会のことは知らなくてもソッチのこと
ばかり興味あって、、、」

 いちいち僕を見下すようなセリフ。でも不思議に頭に来
なかった。それよりもなんだか心地が良く、もっともっと
オコられたい気がした。僕の人生になかった新しい感覚。

 「ふぅ〜ん、、ホストって言っても安いのねぇ、、これ
で生活できてるの?、、?、、ほら、どこ見てるのかナ、
そんなに気になるの?、、」

 用紙に記入する手が震えて数字が泳ぐ。横顔をナデるよ
うにムネの膨らみが当たったと同時にバラの香りが鼻を刺
した。

 「しょうがないわね、、いい?、、声とか出したらダメ
よ、、ここ、、筒抜けなんだから、、」

 「え、、??、、ちょ、!、、ま、まずいですょ、、、
な、、?、、なに?、、や、やめ」

 僕お気に入りの皮パンツ。彼女はジッパーを馴れた手つ
きで下げると自分でもビックリするぐらい固くなったモノ
が出てきた。

 「こんなにして、、よく言うわネ、、ほら、シッ!、、
声出さないの、、、明日の朝刊のりたくないでしょ、フフ
、あれぇ?、、手を休めちゃダメでしょ、、まだまだ書く
とこいっぱいあるみたいヨ、、、」

 ワインレッドの薄い唇を僕の耳もとに近づけ、小さくそ
うササやくと耳をペロンとナメてくる。同時に固くなった
モノを優しくにぎり、先端を指の甲でなぞられる。
 その度にボールペンは大きく震え、字が<枠>外にはみで
てしまう。まるで幼稚園生の字。

 「ほらほら、、どうしたの、、もう一回やり直しね、、
字もロクに書けないのかしらァ、、、ペロン、、」

 「ちょ、、やめて、、やめてくだ、、ンぅァ、、ン」

 と、ゆっくり僕のコカンに彼女のアタマが沈む。書く方
に集中しようにもヒワイな音と共に、小さなクチでさらに
大きくなる僕のモノ。
 その音が外に聞こえないかと心配したが、誰も気づいて
ないらしい。

 「ぁゥ、、、そ、そんなトコ、、、クチに、、されたら
、、で、でちゃいます、くぅ、、ン、、お、おねえさん、
、ヤ、ヤメて」

 「ペロぅ、、あれ?珍しいわね、、その歳ではじめてな
の、、そしたらおねえさんが一番ね、、プピゥ」

 初体験の僕は、イスに座ったまま動きを止めようと彼女
の頭をそっとおさえた。サラサラの髪が指に巻きつく。
 おねえさんのアタマは思ってたより小さく、無理にチカ
ラを加えると壊れそうな気がした。

 「テッぽぅ、、ダメ、、声出したらダメよ、、ペロゥ、
とってもオイシイわよ、、キミの、、ホラ、手はテーブル
の上でしょ、、プブゥ、」

 「あ、、で、、でる、、、だめ!、、、、んっア!!」

 ドピュゥン!、、トピュン!、、ドピッ、、ドピュ、、

 「ん!!、、ン!、、、ン、、、チュパ、、チュ、、」
 
 クチの中に出したトタン、足に電気が走り、目の前には
霞みがかかり、気を失いそうになった。
 おねえさんの舌はペロペロとまだ亀をナメまわし、その
刺激でさらに奥から涌き出てるモノを絞りとる。

 トピュ、、、、ピュ、、、ピュ、、、ュ、、ちゅぱッ!
 
 おねえさんはスッとアタマを離すと立ち上がり、僕の方
を向いた。
 クチからは白いものがゼリーみたいにハミ出て、光沢の
あるクチベニの色と対称的だ。
 、、、、、、、、、、、、、、、、、、ゴックん

 「ぷはァ、、ン、、やっぱカワイイ子のはオイシイわ、
フフ、、そういえば通帳と印鑑忘れてきたんだったけ?、
、、そしたら今日はダメね、またいらっしゃい、、ンフ」

                     おわり
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fc