私は21歳以上です。


エスニック

     とてもつらい尋問

        その1(プロローグ)

 これより上演いたしますのは、私midwayが、ある見知らぬ人からの依頼を受け、 アダルトビデオ制作を予期して途中まで執筆をしたシナリオです。残念なことに諸般 の事情により、この作品は日の目を見ることはありませんでしたが、せっかくなんで、 シナリオ形式のままでここに公開することにしました。また新しい趣向と言うことでお 楽しみ頂けたらと思います。
 ただし依頼を受けて執筆していたのは、その1まででしたので、その2以降はここで の公開がオリジナルと言うことになります。まずはその1をご覧下さい。


舞台設定   地下室または警察の尋問室風の部屋

登場人物
捕虜 囚人風の服を着せられており、ボタンはちぎれ飛んでいる。顔には拷問の後の青あざや殴られた後が残っていて、いかにも痛々しい雰囲気になっている
婦人情報将校  自衛隊の婦人将校風の服装。ズボンではなくスカートを着用。登場時には帽子も着用のこと。


場面1  第二次世界大戦のニュース画像、続いて朝鮮戦争のニュース画像、戦後の闇市や貧困にあえいでいる市民生活を連想させるようなニュース
  画像をバックに、テロップが流れる。

テロップ  「昭和16年真珠湾の奇襲攻撃によって始まった太平洋戦争は、日本の国運をかけた大戦争だった。しかしながら圧倒的な物量を誇る米軍に次第に押され、フィリピン、沖縄を失い、ついに本土決戦に突入する。
 昭和20年8月に広島、長崎に原爆を落とされたことで、徹底抗戦を誓った日本政府は、ポツダム宣言を拒否。10月にはついに南九州が戦場となり、さらに関東地方の房総半島にも米軍が上陸した。さらには千島列島で一度は撃退したソ連軍が、今度は北海道に押し寄せた。
 日本全土が焦土となり、おびただしい国民の犠牲の末に、昭和21年4月21日、長野県松代への三度目の原爆投下によって日本政府が壊滅。悲劇的な敗戦が確定する。
 米英中ソ4カ国による軍事分割占領、荒廃した国土、そんな中で米国とソ連の力をバックに、ふたつの分断国家が誕生する。札幌を首都とし、北海道と東北・北関東を支配下におく日本人民共和国と、大阪を首都に南関東から新潟以西を支配下におく、大和連邦共和国である。
 米国とソ連という強力な軍事力を背景に、両国ともに自らを日本を代表する唯一の正統政府であるとの主張を譲らず、軍事衝突を繰り返し、新潟や群馬の国境線では何度も軍事的な小競り合いが繰り返されていた。
  かつての大日本帝国の首都、東京は今では見る影もない廃墟と化しており神田川を境として南北に分断されていた。麻薬と暴力が支配するこのかつての都では、両国の熾烈な情報戦が戦われており、スパイが暗躍する魔都と化していた。
 そして今、北から南に進入してきた、スパイの尋問が始められようとしていた。


シーン2 地下室
殺風景な机にいす
      そこに女性将校が一人、腰を下ろしてファイルを眺めている 
      カメラがズームし、その表情と全身をくまなく映し出す。

テロップ 「大和連邦陸軍情報局所属 北川レイ少尉 身長○○○p 体重○○s対北スパイ尋問のエキスパート」   

北川「ふーん。なるほどね・・・・これは手強そうだわ・・・」。
少尉はファイルを閉じると、おもむろに胸元からたばこを取り出し、一服つける。ふぅーっと煙を吐き出すと、虚空をみて何かを考える風。

  トントン(ドアをノックする音)

北川「はいれっ」

ドアが開き囚人服をきた男を、左右からふたりの兵士が連行して来る

兵士1「命令により165号を連れて参りました」。
      兵士二人敬礼 一人は下士官風、もう一人はその部下の兵隊風。

北川「ごくろうさま。そのままそこのいすに縛り付けてちょうだい」。

兵士1「はっ、おいっ」。

兵士1が目で合図すると、兵士2が命令を実行に移す。
      兵士2囚人の男を部屋の中央においてあるパイプいすに縛り付ける。
      兵士1は男が暴れ出さないように、身構えたまま警戒を怠らない。
囚人の男は疲れ切った表情で、されるがまま。服のあちらこちらには血がにじんでおり、また破れた部分もある。頬には殴られた後があり、いかにも痛々しい雰囲気が出ている。

兵士1「ところで北川少尉、本当にお一人で大丈夫でありますか?」

北川「うん。心配ない。なにかあるのか?」。

兵士1「はっ、なにしろこいつかなりの大物らしくって、情報2課の鬼塚大尉でさえも手こずっておられたようですから・・・・」。

北川「そうか・・・。あの鬼塚大尉がな・・・」。

兵士1「はい。そうであります」。

北川「わかった、でも大丈夫だ。私は鬼塚大尉とは趣向を変えてみるつもりだから・・。鈴木軍曹だったかな、気を使ってくれてありがとう」。

兵士1「いえ、出過ぎたことを申しました」。

北川「それじゃもういいから。歩哨をドアの外に立てて、戻って良し」。

兵士1「復唱。鈴木ほか1名。囚人165号の護送を終え、ただいまより原隊に戻ります。なお同行の山本上等兵をドアの外にて、歩哨警戒任務につかせます」。

北川「よろしい。もどってよし」。

兵士二人は敬礼をし、北川少尉も答礼する。
ふたり退室。ドアが閉まる。

シーン3 兵士二人が退出した後、あらためて部屋全景をカメラズームアウト
BGM音楽などでシーンの展開を印象づける

北川少尉の顔のアップから。カメラは胸元に。胸元のボタンをゆっくりとはずす所を写す。

北川「ちょっと暑くない?。この部屋通気が悪くってね。施設部にはいつも言ってるんだけど、うちの部隊は予算がなくってね。いつも後回しでさ、ごらんの通りクーラーですら付けてもらえない有様なの・・・・・・」。

 少尉の一転してくだけた口調に、囚人は目をあげてはじめて少尉を見る

北川「ふふっ、鬼塚大尉にはだいぶと痛めつけられたみたいね。本当にかわいそう。大尉って命令に忠実すぎるから、ちょっとやりすぎの所があるのよね。
ねっ、痛かったでしょう?」。

捕虜「・・・・・・・」。

北川「ほぉらぁ、唇の所なんか切れて血が出ているわ。彼ったらきっとサディストかもしれないわね。ホント、かわいそ・・・」。
 
北川少尉はそつと囚人に近づくと、自分の唇を囚人の唇に合わせて、唇にこびりついた血を舌でなめとっていく。

捕虜「うっ、ぷっ、なっねなにをっ・・」。
      
意外な展開に捕虜はとまどいつつ、顔を左右に振って北川少尉の唇を避けようとする。

北川「あんれぇ、どうしたの?」。
怪訝な表情で捕虜を見つめる北川少尉。口元には笑みが浮かんでいる。

捕虜「やめろおっ。俺はスパイなんかじゃないっ。たまたま通りかかっただけ      の、ふつうの市民なんだっ」。

北川「あらそお・・・。だったらそれでいいじゃない。私はべつにあなたを拷問しようなんて思っていないんだから。ただキミがかわいそうに思ったから、ちょっとだけ慰めて上げようと思っただけなのよ」。

捕虜「見え透いたことを言うなっ。一般市民を有無も言わせずにしょっ引いて、拷問して、有りもしないことを自白させて、強制収容所に送り込むってのは、南の傀儡政府の常套手段じゃないか。」

北川「へえーっ、そんなこと考えてたの。悲しいわね。でもね、キミが疑われたのはそのものの言い方かもね。わが連邦の市民たるものが、偉大なる三島大統領閣下が統治し、日本列島唯一の正統政府である、わが政府のことを傀儡なんてふつうは言わないわよ。それじゃまるで、自分が北から進入してきたスパイでございますよって、わざわざ言ってるみたいなものじゃない」。

カメラはズームアップして、北川少尉のつま先から顔を順番に映し出していく。
捕虜、ひとことも言葉を発せず、じっと北川少尉をにらみつけている。

北川「もうっ、そんな怖い顔でにらまないでよ。でも、無理もないか・・・。
だってあの鬼塚大尉に痛めつけられたんだものね。同じ軍服着てる私も同類と思ってんでしょ。そらぁ信用しろってほうがおかしいわよね。いいわ、私があなたの敵ではないって言う証拠を見せてあげるわ・・・」。

北川少尉、いきなり軍服のボタンをはずし、上衣を脱ぎ出す。豊かなバストが露出し、黒のブラジャーが恥ずかしげもなく現れる。さらに彼女はブラジャーのホックまでもはずそうと手をかける。

捕虜「な、なにをしようとしてるんだ!」。

北川少尉、その問いに一瞬手を止めると、謎めいた微笑を投げかける。そのままブラジャーを脱ぎさることを思いとどまる。

カメラは、彼女の豊かなブラジャーに包まれたバストを大写しにしズーム。 
捕虜は目をむいてその意外な成り行きを注視している。

捕虜「そうか・・・・拷問の次は色仕掛けって訳だ」。
 
北川「色仕掛けか・・・。その言葉って、すごく女性を冒涜して傷つける言葉だなぁ・・・。まっ、いいわ。あなたをそんな気持ちにさせてしまったのも、元はといえば私たちの責任だしね。どう思ってもらってもいいわよ」。

北川少尉、ちょっと怒ったような目で捕虜をにらむが、すぐにまた余裕の表情に戻って、捕虜にほほえみかけ、そしてゆっくりとに近づいていく。

戸惑ったような捕虜の顔にズームイン、その顔に覆い被さるようにして北川少尉のバストがブラジャーごしに押しつけられる

捕虜「うぷっ・・・」。
 
捕虜の男はいすにのけ反るようにして、そのバストの圧迫から逃れようとするが、北川少尉はお構いなく、ぐいぐいとさらにバストを押しつける。さらに彼の後頭部へと手を伸ばし、彼の頭を自分の胸にとさらに密着させる。
捕虜は目をつぶり、口を閉じたまま、今度は首を左右に振って、その圧迫から逃れようとするが、少尉の両手で後頭部を押さえつけられているため、ほとんどその効果はない。
捕虜の口からは、苦しそうなくぐもった声が漏れ出す。

捕虜「うぷぅっ・・・ぷはっ・・・・おぼぼっ・・・・」。

北川「あらぁ、どうしたのぉ、おっぱいきらい?」。(北川少尉の口調はまるで猫がネズミをいたぶるかのような、もっとりとした口調)
北川「あっそうかぁ。下着ごしだと痛いのかなぁ。じゃリクエストにお答えして、今度はワタシの生の素肌でサービスしたげるわね」。
 
北川少尉は、さっと離れると、ブラジャーのホックに手をかける。

(カメラ床に落ちたブラジャーを写す)
(続いて彼女の豊かなバストが現れ、ぷるんとゆれる様をカメラズーム)
(さらに目をとじて、歯を食いしばっている捕虜の顔に、豊かな白いバストが 押しつけられていく様子を、カメラはゆっくのとスロー気味に押さえていく)(北川少尉のアップ。妖しい表情を浮かべ、男を責める喜びの表情を)

さっき以上に激しく、しかも素肌のバストが押しつけられたことで、捕虜の男は、必死に首を振って、バストの圧迫から逃れようともがく。
目をつぶり顔を真っ赤にして身体をさらにのけぞらせる。
わずかに首をねじ曲げてできた隙間に向かって、大声を出す。

捕虜「たったすけてくれ・・・ぶふっ・・・」。
後半の言葉は再び押しつけられたバストにふさがれ、何を言ったか聞こえない。

北川「あれっ?。どうしたのぉ? ひょっとして息が苦しいのぉ?」。
捕虜「ぶはっ・・・うぼっ・・・・」。
北川「わたしのバストどぉう? これでもね。結構自信あるんだけどね。もしもさ、軍隊にはいらなかったら、モデルでもしようかなって、考えたことアルのよぉ。写真集なんか出したりしてさぁ・・・。でもね、ちょうどそのときに軍の広報官募集があってね。ちゃらちゃらしたモデルよりも、男の世界の美女も悪くないか為って思ってさ・・・・??・・あれ?」。

北川少尉、びっくりしたようにおしゃべりをやめて捕虜を見る。
そしてあわてたようにバストを押しつけるのをストップする。
捕虜の男は、いつのまにかぐったりとして、肩で荒い息をしている。

北川「あれっ・・・どうしたの?。ひょっとしてやりすぎた?・・・・。みたいねぇ。息が苦しかったんだ・・・ごめーん」。

捕虜「ふうっ・・・い、いいかげんにしてくれ・・・」。
北川「悪かったわねぇ。誤解しないでね。決してあなたを拷問しようなんて考えてなかったんだから・・・。わたし的にはね、ただきみにわたしのおっぱいを味わってもらって、わたしがキミにとって敵じゃないってことを分かってもらいたかっただけなんだからね。」

捕虜の男は無言で、少尉をにらみつけている。
北川「なんか、怖い顔してるわねぇ。そんなにワタシのことが信用できないのかしらねえ・・・。じゃ、しかたないわ。こうなりゃあ、あなたがワタシを信用してくれるようになるまで、一生懸命キモチよくさせてあげるわ」。
捕虜の男は肩で息をしながら、怪訝な表情で少尉を見上げる。
北川少尉、謎めいた笑みを浮かべると、その場にしゃがみこみ捕虜の男の股間に手を伸ばす。

(カメラズーム。北川少尉の右手が、捕虜の男の股間を、ズボンごしに、いやら しくなでまわす)

画面はそのままで声だけ
捕虜「やっ・・・なっなにをするっ・・・」
北川「ふふっ・・・」
捕虜「おい、やっやめろっ・・・おれにさわるなっ」
北川「さわっちゃだめなのお?・・・・・」
捕虜「いやだっ、さわるんじゃないっ」
北川「そおおぅ?・・・ふふっ」
捕虜「くそおっ、やめろといってるのがわからないのかっ」
北川「あれ? なんか変化してきたわよぉ・・」
捕虜「た、頼むから俺に触らないでくれっ」
北川「そうかなぁ・・・・」
捕虜「くっ・・・やめろって・・・」
北川「でもぉ・・・立ってきてない?きみのあそこ」

北川少尉の指使いで、捕虜の股間が明らかに変化を始める。
今までのさわさわとなで回すような指使いから、勃起を始めたペニスを摘むようにして動きが変化

カメラは捕虜の後ろ(捕虜の目線)から、北川少尉の表情と股間を責める指使いの両方を映し出す

北川「ふふっ。立ってきたわよ。ほんと男の身体って、正直よね」
捕虜「なんでこんなことするんだっ」
北川「ふふっいったじゃないの。拷問の罪滅ぼしに、きみにとってもキモチのいい思いをさせて上げるんだって。ねっ、気持ちいいでしょ」。
捕虜「そんな、いるもんかっ。それならば、この拘束をはずして、早く俺を自由の身にさせてくれっ。」
北川「ごめんね。それは出来ないの。規則だからね。それよか・・・きみのあそこって・・・。へえー、けっこう立派なものもってるじゃない・・・」。
捕虜「だから、もう触らないでって・・・・」。
北川「もうっ!このズボンじゃまね。いいわせっかくだからヌギヌギしちゃいましょう。きみのその立派なものをついでにお姉さんに見せてちょうだい。」

北川少尉の指先、捕虜のズボンのジッパーに手がかかる。

(カメラ指先にズームアップ)

その2に続くはず。

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